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パン屋のしたっぱが 勝負を仕掛けてきた!
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pk擬とイラストと音楽が命の糧。
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メモ的SSその3
メモ的SSその3ですよ。 クロスに関して。 メチャクチャ長いので気合いで読み切って下さい笑 クロス>> 何度祈りを捧げた事だろうか 何度世界を憎んだ事だろうか 何度己を殺した事だろうか その度に想う事がある 全ては愛する者の為 ボクの大切な人の為 一度は死んだボクらを受け入れてくれた世界 けれども、そんな世界はボクらを裏切った それならば、ボクはもう一度死のう 今一度、この世界を初期化し、綺麗な世界へと作り直す為に 再生された世界は美しいのだろう 全てが正された世界に、飢えも乾きも怯えも涙も必要ない 眩しい程の光と笑顔がそこにあるはずだ そんな世界を想えば、目の前にあるこの残酷な光景はただの準備段階だ 大した事じゃない 紅と鉄錆と滑る世界 地の底を体験した者はその後天空へと昇る *要約* クロスは元々別のポケモンだったのですが、昔起こった村の夜襲に巻き込まれ、死亡した子です。 しかし、その夜襲に裏があり、実はダークルギアのDが己の研究の為に村人達を素材として集めていたのです。 多くの村人を生け捕りにしたり、殺したりして素材を集め、人体実験という禁忌を秘密裏に行っていたという事です。 殆どの村人達は実験過程で失敗作となり焼却処理されていたのですが、クロスとサイバだけは実験に成功し、Dによって数多くの戦闘経験を積まされました。 戦闘は主に実験によって生まれた失敗作の村人達が相手です。 クロスは目覚めた頃は昔の記憶が無かったのですが、失敗作の村人達の相手をしていくうちに徐々に昔の記憶を取り戻し、当時の事件の全貌を知る事となります。 全てを知ったクロスは弟のサイバを連れて(サイバが自分の唯一の肉親であるという事も認知しています)研究所を脱走しますが、途中でサイバとはぐれてしまい、暫くの間一人でサイバを探し続けていました。 サイバを探すうちに様々な敵と戦ったり、追っ手を消したりと更に経験値を積んで進化を果たした頃、樹夏達に出会い、仲間として弟探しを手伝ってくれる事になりました。 無事にサイバと再会できたのはクロスがCSFに入隊する事になった頃です。 クロスがCSFに入隊するとほぼ同時にサイバもCSFに入隊しました。 本来はサイバに危険な行為や事件に関わって欲しくなかったのですが、ホウエン元帥であるミュウツー(イクス)に「お前達姉弟を守る代わりにCSFの下で働け」と言われ、渋々サイバをCSFに入隊させたのです。 それからサイバが高校を無事に卒業し、大学に入学するまではCSFの中も穏やかでした。 しかし、サイバが海外の大学に入学してからCSF内の空気が不穏になり始め、クロスは上司であるミュウツーの部屋の前で極秘会話を盗み聞きしてしまいました。 会話の内容としては「サイバは世界を恐怖に陥れる種であり、その種を取り除くのは我々CSFの使命であり望む事だ」という内容でした。 また、この時点で当人のサイバはCSFを脱隊し、完全に民間人扱いになっていました。 クロスとしては、この会話は思いがけない内容でありました。 初めの頃は疑心していたのですが、長年CSFに従属し、その間に危害や不穏な空気が流れる事があまりなかったが為に、CSFの事を信用していたのです。 ミュウツ―がクロス達を入隊させる際に言った言葉は「お前達を守るから、CSFの下で働いてくれ」という事でした。 クロスは「裏切られた」という気持ちを肥大させていきました。 ミュウツーとしては、守る=監視であったがために、CSFを脱隊したサイバを野放しにしておくのは恐ろしく、そしてリスクの高いものであると判断したのです。 実はALBOがメタグロス姉弟に施したロストテクノロジーとロストウェポンの事を、CSFも掴んではいたのですが、規模や内容などの詳細はまだ調査中であり、ALBOの資料を下に判断を下していたが為にロストテクノロジーを持つサイバを危険視していました。 そしてサイバがCSFを脱隊した後、歩く核兵器を放置しておくわけにはいかないと判断した結果、ミュウツーはサイバを破壊することにしたのです。 これに反発するのは勿論、姉であるクロスです。 クロスはこの内容を盗み聞きした後、無断でCSFを脱隊し、姿を眩まします。 ミュウツーは、クロスが何故無断でCSFを脱隊したのかある程度予想がついていました。 自分の会話を聞かれてしまったのだという事に気付いたのです。 しかし、時既に遅し。 クロスは完全に姿を消し、行方も全く掴めなくなってしまいました。 クロスがCSFに入隊してからも度々連絡を取っていた仲間(樹夏など)にも捜索の眼が光りましたが、全く足跡が掴めない状況となりました。 困り果てたCSFは、クロスを探すのを諦め、寧ろクロスがいないこの時期を機会とし、サイバに刺客を送り込んで暗殺を謀ったのです。 しかし、どんなに強い刺客を送っても、サイバを破壊したという情報が届かないのです。 寧ろ、送り出した刺客達は次々と行方を消していきました。 何故刺客達は消えていってしまうのか、そして遺体も見つからない状況でした。 そんな状況が10年近く続いたある日、サイバが帰国しました。 CSFとしては、これは願ったりな状況です。 近くに暗殺対象がいるのですから、以前のようにわざわざ海外に刺客を送らなくても済みます。 それに、刺客達が消えていく真相も明らかになるかもしれないと思ったのです。 そして新たな刺客を送り込んでサイバを暗殺しようとした際、遂に刺客達が消えていく謎が判明しました。 誰かに逆暗殺されていたのです。 予想してはいましたが、これで確信に至ります。 刺客達は確かに任務を遂行しようとサイバを暗殺する寸前までいました。 しかし、いざ暗殺しようとすると、誰かがそれを阻み、刺客を暗殺していたのです。 素早い動きで刺客の動きを封じ、あっという間にその命を奪い去っていく。 殺された刺客は抵抗も出来ずにその命を奪われてしまう。 送り出した刺客に監視カメラを忍ばせていたのですが、ミュウツーが見た映像はそこまででした。 今回も遺体は見つからないだろうと刺客が殺されたと思われる場所に行ってみると、なんと刺客の遺体が放置されていました。 遺体は恐怖と苦悶の表情を浮かべ、胸には槍か刀かそのような物で一突きにされた跡がありました。 遺体にはナイフか何かで落書きされたような切り傷があり、見ただけでは数字の羅列のようにしか見えません。 どうやら刺客を殺した犯人は、わざと遺体を放置したようです。 そんな時、海軍大佐である時雨が、「個人的に調査していた事件が、刺客暗殺に関係しているかもしれない」といった報告をあげてきました。 その内容は、刺客暗殺と同時期に頻発し始めた「重要人物暗殺事件」であり、時雨はその犯人と接触していたのです。 しかし、言葉を交わしたのでは無く、現場にいた犯人と一戦交えたというものでありました。 結局犯人を取り逃がしてしまったのですが、時雨としては戦った際に感じるものがあったとか。 まだ決定的な証拠を掴んだわけではないのですが、とある人物とその犯人の戦い方が非常に似ていたという事なのです。 そして、その人物が政府に関わる重要人物を殺める事に関しても、とある情報で合点がいきました。 「サイバを抹消しようとするCSF」と「無断でCSFを脱隊した元隊員」 クロスが一連の事件の犯人であると踏んだのです。 それを確かめる為、時雨とCSFの隊員数名とミュウツーは重要人物の監視兼護衛を行う事になりました。 その結果、時雨の見立て通り「刺客暗殺」と「重要人物暗殺」の犯人はCSFを無断で脱隊したクロスでした。 クロスに昔の面影は殆どなく、髪は白く短くなり、身体は様々な改造を施したのか、人型として成り立つものの、その中身は最早「ヒト」とは言い難いものになっていました。 クロスの言い分としては、「既にサイボーグなのだから、どんなに改造を施したとしても何も変わりはしない」とのこと。 唯一変わらなかったのは無機質な表情と灼眼の瞳だけでした。 勿論、時雨やミュウツーとしては、このままクロスを野放しにするわけにはいきません。 逮捕する為にクロスに攻撃を仕掛けるのですが、人智を越える領域にまで達していたクロスの身体能力は時雨達の攻撃など恐れるに足らぬものでした。 軽々と攻撃を躱し、CSFや軍の隊員を捩じ伏せ、その場から逃走。 結局、時雨とミュウツーは連続殺人犯であるクロスを取り逃がしてしまいました。 その後も各所で事件が勃発し、遂には国が動き出す問題にまで発展してしまうこととなります。 警察も軍隊もCSFも、血眼になってクロスを追い掛け回すのですが、何故か捕まえる事も、居場所を特定することすらも出来ずにいます。 これは、クロス自身が様々なネットワークに侵入し、自分の居場所や行動データを全てハッキングで消してしまっているからでした。 更に悪い事に、ホウエンは国内の殆どが機械化やネット化してしまっているため、クロスが隠れるにはうってつけの状況となってしまっていたのです。 また、CSFも軍部もクロスの本当の目的が何なのか、未だに聞き出せずにいます。 クロスがCSFを無断脱隊した理由も、CSFと軍部とで少し食い違い、真相は闇のままです。 いよいよ困り果てた政府は、CSFにとある提案を持ち掛けます。 それは、「サイバをCSFにもう一度入隊させる」というものでした。 サイバをもう一度CSFに取り入れ、姉であるクロスと対峙させて倒そうという目論見です。 CSFのリーダーでもあるミュウツーは、初めは反対していたのですが、苦悩の末、サイバをもう一度CSFに呼び寄せる事にしたのです。 この件に関わってきた時雨は、政府のやり方に疑問を感じ、ずっと反対の意志を示していました。 周囲の悶着を他所に、サイバはCSFへの再入隊を承諾しました。 彼の意志として、「これ以上姉さんには苦しい想いをして欲しくない」というものでした。 かくして、国(軍部&CSF)VSクロスといった構図が成り立ち、長い紛争に発展していきます。 そして、この構図に様々な組織の思惑も紛れ込んでいるという事は、後の話となります。 **クロスの本当の目的** 上記で長々と語りましたが、肝心のクロスの目的に言及したいと思います。 クロスは、ALBOにいた頃にダークルギア(D)の生みの親でもあるギラティナ存在の情報を掴んでいました。 ギラティナは、クロス達が住む世界の大昔の神話に出てくる神様の一人として伝えられていました。 しかし、その存在は架空の神であると言われ続けていたのです。 けれども、神話に登場する神様が存在して、今も尚生きて人々の生活に溶け込んでいるという事は周知の事実です。 何故ギラティナだけ架空の神であると伝えられ続けてきたのか? 何故他の神々はギラティナの事を語ろうとしないのか? そして何故人々はギラティナの存在を架空のものだと決め付けてしまっているのか? この世界は何故あるのか? 本当に正しい世界なのか? そもそも今の世界は本当に存在している世界なのだろうか? 何者かによって歪められた世界なのではないのか? 考えても途方も無い事をクロスは考え続けていました。 まるで哲学ですね。 良く言えばそれだけクロスが純粋だったという事なのでしょう。 寧ろ全てに対して疑問を抱くのは、サイボーグとして生まれ落ちてからの宿命だったかも分かりません。 なんせ見る物全てが謎なのですから。 そして子供の頃から考え続けてきた事に対する、答えのような物を見付けたのです。 Dが研究していたデータの中に、まるで暗号のようにギラティナに関する情報が隠されていました。 これを見付けたのはクロスがCSFに入隊した頃、ALBOから盗み取ってきたものの一つでした。 暇つぶしに、と懐かしながらにその盗み取ってきた研究データを解読していると、ギラティナに関する事細かい情報があったのです。 その内容から、クロスはDがギラティナから生まれ落ちた事も、ギラティナが実在する事も、ギラティナがどういった状況にあるのかも、ギラティナとは何者なのかも、ほぼ全ての事を理解しました。 ただし、肝心のギラティナの居場所に関しては記載がなく、分からないままとなりました。 それからというもの、時間さえあればギラティナに関する情報を集めまくっていました。 そんな最中、上司であるミュウツーのあの会話を盗み聞きしてしまいます。 「自分達は騙された」「裏切られたのだ」 そんな感情がクロスを支配しました。 弟・サイバ以外は殆ど信じないクロスだったのですが、自分達姉弟をALBOから守ってきてくれたCSFの事は唯一信頼していたのです。 そんな唯一信じていた者からの裏切りで、クロスは怒りと悲しみと空虚感と…様々な負の感情に襲われました。 そしてサイバをCSFの手から守る為に無断でCSFから脱隊し、姿を眩まします。 姿を眩ます前にCSF内部に施していたハッキングで、盗聴などを行いサイバを狙う日時や場所を入手していました。 刺客がサイバを狙う時間帯・場所を特定して先回りし、刺客達を始末していたという事です。 また、CSFからサイバを守りながらも、自分が長年調べ続けてきたギラティナについての情報も収集し続けていました。 調べ続けていくうちに、クロスは重要な内容を見付けます。 ギラティナが自分達の世界に大きく関わる存在であり、ギラティナが目覚めると同時に世界は浄化されるということです。 また、自分達の世界は元になる世界を歪めた写し鏡のようなものだということも分かりました。 つまり、自分達の世界はギラティナが作り出した世界だということです。 この頃、クロスの負の感情はCSFから政府、国、世界へと対象を拡大させ、この世界全てを浄化させたいと考えていました。 クロスの意志とギラティナの役割が合致し、クロスはギラティナを使って世界を一掃するという計画を思い立ちました。 しかし、ギラティナを目覚めさせる方法と、居場所が分かりません。 そこで、ALBOに所属していた者や古来の物事に詳しい守護森などの主要人物と接触を図り、本格的にギラティナを目覚めさせる計画に着手していきます。 その過程で自らの身体を最強に近い形へと変えていきました。 昔馴染みのメンテ職人やロストテクノロジーに詳しい人物を訪ねて改造を重ねていきます。 ギリギリの改造を重ねていったクロスの身体はどんどん変化し、髪の毛は青から白へと脱色してしまいました。 そこまでクロスを突き動かすのは、大切な弟・サイバの為であるのですが、クロスのサイバに対する愛情は最早歪んだものになっていました。 全てはサイバのため。 その為には他人も自分さえも犠牲にする。 サイバが幸せならば他の者がどうなろうと知った事ではないというのがクロスの気持ちです。 PR
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